花を贈る記念日

9月
重陽の節句  (9月9日)

重陽(ちょうよう)は、五節句の一つで、9月9日のこと。旧暦では菊が咲く季節であることから菊の節句とも呼ばれます。
陰陽思想では奇数は陽の数であり、陽数の極である9が重なる日であることから「重陽」と呼ばれています。奇数の重なる月日は陽の気が強すぎるため不吉とされ、それを払う行事として節句が行なわれていましたが、九は一桁の数のうち最大の「陽」であり、特に負担の大きい節句と考えられていました。その後、陽の重なりを吉祥とする考えに転じ、祝い事となったものです。
ピンポンマムを使った花束や菊の鉢植えがお勧めです。

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敬老の日(9月15日)

長い間、社会に貢献してきた高齢者の方々に敬意を表し、長寿を祝う日として、1966年に制定されました。 この日に花を贈られる方が増えています。活動的な方にはユリなどゴージャスな花を、また、落ち着いた読書家といったタイプの方には、上品にリンドウやコスモス、ナデシコなど秋の和花でまとめてみてはいかがでしょうか。 縁起を気にする方には、紅白の花を奇数でまとめます。ちょっとした心配りに気づいてくれるはずです。

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  • 最近ではスイーツなど食べ物とセットになったものが人気 です。
  • ガーデニング好きの御爺様・御婆様だったら鉢物が長く楽しめます。
  • 切花なら手間のかからないアレンジがそのまま飾れるのでお勧めです。

十五夜(陰暦8/15)・中秋の名月

陰暦の毎月15日の満月の夜のことですが、通例は陰暦8月15日の夜をいい、「中秋の名月」とも呼ばれています。この夜、月見をしたり、綱引、相撲(すもう)などの年占(としうら)的行事を行います。月の満ち欠けを基準とする太陰暦では、満月はもっともわかりやすい目印であり、生活の折り目のよりどころとなっていました。1月15日の小正月(こしょうがつ)、2月15日の祈念祭、3月15日の梅若ごと、4月15日ごろの神社の春の例大祭、6月15日ごろの祇園会(ぎおんえ)、7月15日の盆、8月15日の月見、11月15日の霜月(しもつき)祭など、1年を通じて月々の満月を目印として祭りを行う例は多いです。
現在用いられている新暦では1ヵ月程度のズレが生じるため、9月7日から10月8日の間に訪れる満月の日を十五夜・中秋の名月と呼んでいます。
現在では、満月のように丸い月見団子と魔除けの力があるとされたススキを伴えるのが一般的な「十五夜スタイル」。

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